プロフィール どもり(吃音)の始まり
「あ、あ、あ、…….あの、…..きょ、きょ、…..教科書わ、忘れました」
私の経験
私は中学生の頃から自分は吃音であると自覚しました。
正確に言うと周りの人達と比較して明らかに自分の喋り方はおかしいと
もちろん当時は吃音なんて言う言葉さえ知りません。
「なんかたまに言葉が出て来ない時がある」
「言いたい事があるのに、もう言葉が出かかっているのに、出て来ない」
そういった経験をしました。
わけも解らず困惑し、意を消して親に相談しましたが
「それはアナウンス教室みたいな所でひたすら音読するしかないんじゃないの?」
と言われました。
とても辛っかたです
何故なら自分に起きている事があからさまに滑舌が悪い等という症状とは違っていたからです。
言葉が出て来ないのです
理由は解りません
ただ言いたい事がでかっかっているのに喋れないのです
自分はうまく話せない
人とコミュニケーションがとれない
人間関係が形成出来ない
やがて私は人と話すのを避けるようになりました。
内向的になり塞ぎ込んでしまいました。
ただただ誰にも相談出来ず、誰にも話せず言葉数は減り無口になっていきました。
誰かと話さなければならない時、言いたい言葉が出てこない時は自分の頭で同じ意味の違うワードを探して選んで話したり
気兼ねなく誰かに話しかけたくてもスムーズに話せず変な眼で見られるのではないか気にして結局話すのを辞めたり
レストランで注文したいメニューがどうしても出て来ず、頼みたくもない、言いやすい言葉で始まるメニューにしたり
気がつけばそういう習慣が身に付いてしまっていました。
ナゼ自分は普通に言葉を発せられないのか?
どうしたら治るのか
人と気兼ねなく普通に喋れるようになりたい
円滑にコミュニケーションをとりたい
私の願いはただそれだけでした。
希望
そんなあるとき一つの希望の光が差し込みました。
それはたまたま見ていた夕方のテレビ番組で自分と全く同じ症状に悩む人が取り上げられていたのです。
私は食い入るようにその番組を見ていました。
「吃音」
そのとき初めてこの言葉を知りました。
自分は「吃音」なんだ
「自分を長年苦しめているこの症状は吃音というんだ」
初めて正体を知った瞬間でした。
それから私は繰る日も「吃音」を本やネットで調べました。
その中で吃音を克服した人、自分より症状の軽い人、重い人、吃音持ちの著名人等、自分以外にこれだけこの
「吃音」に悩まされている人がいる事に驚くと同時に何故か勇気がわいてきました。
「自分は一人じゃない」
そう思ったのです。
この症状に苦しんでいるのは自分だけでないし、医学的にも研究されていてどもりを克服するためのプログラムまである。
それが自分の中のひとつの大きな転機となりました。
人とコミュニケーションをとるのを避けるのでなく
また、コンプレックスを抱えふさぎ込むのでなく
いかにこの病気と付き合っていくかと考えるようになりました。
いつまでも人との接触を避けてもしょうがない、この症状から眼をそらし逃げ回るのはもう辞めよう。
そう前向きに考えるようにしたのです。
そしてこう考える事により不思議と、以前よりほんの少しだけですがスムーズに喋れる機会が増えるようになりました。
そしてとある吃音を克服するためのメソッドを購入し試していく事で今は以前と比べ物にならないほど普通に話せる事が出来るようになりました。
自信を取り戻す事が出来恋人もできました。
(もちろん彼女は自分が吃音に悩んでいた事は知らない)
私自身の体験から思うに「吃音」とは身体的な要因でなく、
脳や精神、心の問題なのではないかと思います
あなたが「吃音」持ちなら言いにくい言葉ってありますよね?
昨日、今日言えなかった言葉、スムーズに話せなかった会話ありますよね?
あなたが今部屋に一人、もしくは街中の喧噪の中に一人いるとして
その言葉、
その会話、
今スムーズに言えませんか?
ぼそぼそでもいいので思い出してモニターに向かって話しかけてください
どうでしょうか?
多少であれ普通に言えたのではないでしょうか?
私もそしてあなたも器用に言葉を話す器官はちゃんと備わっています
もしあなたが吃音に悩み心閉ざしているなら自分一人で抱え込みふさぎ込むのは辞めるべきです
言いたい事を言いたい時に言いたい人へ言いたい言葉で話す
ここで知恵の分かち合いを出来たらいいと思う次第です
本気で吃音を治したい人はこちらをご覧下さい
唯一私が推奨する治療法です
タグ:プロフィール