どもり(吃音)の原因
何故どもり(吃音)になるのか?
私は自分自身にいつから、何故どもり(吃音)の症状が出てきたのか?
考えたり思い出したりしましたがこれといったきっかけや「出来事」は何も心当たりありません。
幼少期、小学生の頃全くと言っていい程どもり(吃音)の症状を自覚した記憶はありませんし、
吃音と言う言葉さえ知りませんでした→プロフィール
今でも覚えているのは中学生の頃部活のコーチに
「何のために練習をしているんだ?」と問われ
「勝つためです」
というたったその一言が出てこなっか事がおそらく記憶の中で一番古い吃音の経験だったと思います。
(自分の事ですが今思い出しても胸が痛くなります)
人類の歴史を紐解いてもどもり(吃音)の症状は昔から確認されてきました。
悪魔の仕業や母親の躾によるもの、遺伝的要因など様々な説が唱えられてきましたが、
現在、ハッキリとした原因は解っていません。
逆に言えば、原因は一つではなく、様々な要因があると考えられているのが一般的です。
どもり(吃音)持ちの人に共通点はあるのか?
どもり(吃音)の原因は一人一人違うため一つのキーワードでくくる事は大変難しく
また無意味です。
一つの原因説で当てはめる事は出来ません。
そうではなくいくつかの原因が重なってどもり(吃音)として現れます。
例えば自分が吃音であると自覚してしまう事でどもってしまったり、
上手く話さなければならない、
流暢に滑らかに話さないといけないのに出来ない、
等と言った経験が積み重なり話す前に不安になり葛藤してしまいどもり(吃音)が現われる
子供の頃自分の意志を伝えたいが言葉が未熟なために大人に上手く自分の要求を伝える事ができず
どもる
周囲の自分への評価を気にしてしまい情緒不安定となってそれが
どもり(吃音)として外に出てしまう等といったことが考えれます
どもり(吃音)持ちの人はどもることでまた消極的になり内向的になり、
どもるかも知れないという不安や葛藤がさらなるどもりを発生させるという悪循環に陥ってしまう傾向があります。